企業経営者は自社を大きくし、利益をより出して、よりよい給与を出したいと思っているがなかなか思うようにいかない。ある程度会社が大きくなると、自分の目の届かない範囲が出てくる。そこでは、働いてくださる従業員の意思に仕事を任せるしかない。店舗数では5店舗以上、年収では２億円以上が目安。

 

人の意識が前向きな時ほど業務効率が上がる。従業員が愛社精神をもって働いてくださるのは給与と経営者の魅力。とびぬけて高い給与を出せない場合でも、経営者に魅力があれば低収入でも従業員は熱心に働いてくださる。会社を大きくするには経営者自身が魅力的でなければならない理由はそこにある。

 

自分の感情をコントロールできない経営者は、他人である従業員の感情をコントロールできるはずもなく、ただ怒りを爆発させているだけだと従業員はやる気をなくして業務効率は最低になっていく。自分の身近にいる人が自分のことを魅力的だと思ってくだされば、その人は他の人にもそのことを伝えてくださる。

 

つまり、起業すれば最初に採用した人から尊敬されるように経営者は言動に細心の注意を払っていなければ会社は大きくならない。経営者はある種、個人プレーをしているような存在。自身の感情がぶれると勝負する前にすでに負けている。立ち居振る舞い、言葉使い、気配り、すべてを評価されるのが経営者である。