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若い起業家にチャンスを与える

 

立派な商店街にお店を出している商店主には商売をする気がないのではないかと思えるお店もある。商品はほこりをかぶっているし、商店主は雑誌や新聞を読んでいる。テレビを見るのに夢中になっている店主がいるお店もある。

 

若い起業家がお店を出したくても誰も店を貸さないし、廃業する気もない。仕方なく、商店街から離れた所にお店を出して商売を始める。都市部にはそうして賑わってきた新たなお店が集まっている場所が人気スポットとして若い人に知られている。

 

商売の情熱を失くした商店主がお店を明け渡して、新しい起業家にお店を貸せば商店街も賑わっていただろう。しかし、政治家はそうした商店街を補修し、店主に無利子・無担保融資を約束して選挙に受かることを画策する。

 

商店街が廃墟のようになり、やっと若い起業家に貸してもいいだろうという時になると、すでに別の場所にお店を出して寂れた商店街に出店するチャンスを失っている。街の活性化には新しいビジネスモデルを持っている起業家が必要だが彼らを追い出している。

 

行政や政治家が本気で街の活性化を図るなら、旧態依然としたお店は廃業していただき、センスのある若い起業家にお店を貸し出していくべきだろう。行政が商店街のお店の入れ替えを積極的に行い、起業家を呼び込めば人々は集まってくる。

 

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