IT革命が生産性を向上させている
18世紀の産業革命では蒸気機関による機械が人に代わり働くことで生産性を上げて所得が増えた。鉄道や蒸気船は輸送コストを下げた。工場労働者は機械の操作や手助けをして働いていた。三交代制で24時間労働も機械は働いてくれたので皆の生活は豊かになった。工場労働者は地方からドンドンやってきた。
21世紀のデジタル革命になると、AIやロボットが人に代わり働くことで生産性を上げて所得が増える。工場労働者はコンピューターやロボットの操作や手助けをして働くようになる。三交代制で24時間労働もコンピューターやロボットは働いてくれるので皆の生活は豊かになる。労働者は地方に住みながら働けるようになる。
これまで人がやっていた仕事はAIやロボットがやってくれる。人の診察、診断、手術、処方箋や配送、レストランでの調理や配膳、ビルの清掃や窓ふき、倉庫での荷分けや配送、宅配の自動ロボット、ドローンを使っての農薬散布などの農作業、店舗を構えての販売からネット販売とお客様管理…。
産業革命時、人々は仕事が奪われると不安を感じていたが、実際は仕事の内容が変わり給与は増えた。手作業から機械のメンテナンスや製造業が発展した。デジタル革命では多くの仕事が奪われるが、ネットサイトの管理、ネットサイトのデザインや制作、プログラミングやロボットの製造、メンテナンスなどの仕事が増える。
豊かな社会の実現にはデジタル化は避けて通れない。人がやれば高くつがコンピューターやロボットがやれば24時間休みなく働いて安くつく。世の中はドンドン便利になるが、それを使いこなす人教育が大切になってくる。印鑑でないとダメ、いつもFAXで送っている、請求書は郵便です、書類は紙にして…などと言っている場合ではない。