生き残りをかけて必死
2020年は世界の風景が一変した年になった。夏にマスクをしている人を見かけなかったのに、2020年の夏は皆がマスクをしている。2019年は世界から観光客が来て日本中にぎわっていたが、2020年、海外からの観光客は誰もいない。ホテルや土産店は閑散としている。予約が取れない外食店も今ではいつでも予約できる。
できるだけ通勤を控えてくださいと言われ、テレワークしなければ仕事ができないほどになり、お取り寄せや出前を頼むことが多くなった。スーツは着なくなって、カジュアルはネットで古着を買うようになった。旅行も行かなくなり、友達や家族の連絡もネットで済ますようになった。
コロナ禍で生活が一変してそれに合わせて企業業績は大きく変動した。儲けていた企業がドン底になり赤字で苦しみ、儲からなかった企業が好転して儲けるようになった。瀕死の企業は廃業するか倒産するかで悩み、打開策を求めて経営者は必死になっている。オンラインがひとつの解決策だとはわかっていてもなかなか儲からない。
ビジネスでは何が起こるかわからない。世界中の経営者は、自社を守るために必死になっている。どうすれば自社の利益を確保できるのか?どうすればリストラや減俸しないで済むのか?数年後の未来を予見してビジネスモデルを再構築することが大切。多くの反対やストレスを感じながら、経営者の実力が試されている。
僕の会社でも、何度か経営の危機を迎えたことがある。そのたびにこうすれば打開できると方向性を示してビジネスモデルを発表し、できるように努力してきた。動揺する社員を安心させながらも非難されることもある。今回もコロナ禍で感情的にならずに会社をひっぱる必要が出てきている。