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ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用

 

従業員のジョブ(仕事内容・目標と成果)をベースに雇用する形態で、勤続年数や年齢・役職や勤務時間ではなく仕事内容と達成度に応じて給与が決まるので、社員は常に自己啓発と自己研鑽が求められます。自分が得意とする業務をすることで報酬を得るシステムですから、出世より報酬で成果を上げるようになります。

 

メンバーシップ型雇用は、従来の日本型の雇用形態で年考序列・終身雇用が基本です。5年働けば主任、10年働けば課長、20年働けば部長などになり、定年退職するまで解雇はありません。こうしたシステムだと企業が拡大しなければ管理職が増えてしまい、行き詰まってしまいます。

 

メンバーシップ型雇用は時間単位で給与を支払うので会社務めには適していましたが、テレワークなどが普及するといつ働いているのか管理しにくくなり、ジョブ型雇用の方が管理しやすくなります。日本では管理職も多すぎるのでジョブ型にして管理職を平社員にする大企業が増えてきました。

 

欧米ではジョブ型雇用が多く、成果を上げても認められなければ転職していきます。認められれば同期入社であっても給与に差が出ますし、数年で上司より高給を得て出世する社員も出てきます。本人次第で給与は決まりますから経営者のような働き方が求められます。日本も欧米型の雇用に変わりつつあり個人のスキルが問われる時代になりました。

 

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