高給は長く続かない
外資系企業ではノルマ制で業績を上げるほど高給になる。稼ぎが多くなると使いたくなり、贅沢するし豪遊するようになる。しかし、外資系企業は業績が悪化すると引き上げ、同時に日本人は首を切られる。途端に仕事を失い、路頭に迷うがそうしたリスクがあることを忘れている。
海外展開している日本企業も同じことで、その国の業績が落ち込めば閉店して現地スタッフはリストラし、滞在員の日本人は帰国する。高給を貰っていた現地社員は贅沢するし豪遊するが、まさか自分がリストラされるとは思ってもみない。業績が悪化すればボーナスカットどころではない。
どんな仕事に就いていてもサラリーマンは、いつかこの仕事がなくなるかもしれないと思ってリスク回避を考えておくことが大切。贅沢を控えて転職できるスキルや資格を身につけしっかり勉強し、少しは貯金をしておくこと。いつまでもこの仕事があると思っているととんでもない事態になる時代。
せっかく購入した不動産は売却しなければならないし、高級車は軽四輪に乗り換えるし、旅行や外食は控えて家での質素な食事になる。転職先を探しても、以前のような高給を払ってくれる企業はないし、同業者も同様に業績不振で雇ってくれない。どんなに自慢しても贅沢は長く続かない。