何をしてもうまくいくこともあれば、うまくいかないこともある。うまくいけば嬉しいしヤル気も出てくる。うまくいかなければ悲しいしヤル気は失せる。生きているならこうしたことは避けて通れない日常。それにどう付き合っていくかで、その人の人生が決まるように思う。

 

僕は高校受験に失敗したし、結婚に失敗しているし、商売もうまくいかなかった経験をしている。受験に失敗した時は落ち込んだし、妻の方から離縁されたときは二度と女性を愛せないと思った。商売でうまくいかないときは従業員から執拗に責められて胃に穴があき入院している。

 

受験、恋愛、商売、サーフィンなどの遊びでさえ、頑張れば頑張るほど失敗するリスクも大きくなり、落ち込むことも多々ある。還暦を過ぎて思うことは、多くの失敗を重ねたが、それでも立ち上がり挑戦していったことで得るものは大きく、今の成功につながっているということ。

 

多くの挫折を経験したことで、同じ失敗をしないように努力し、多くの人に感謝し他人を敬い、自分の意見を押し通すことなく多くの人の意見を素直に聞き、受け入れる余地を残し、そうした人と共に喜びを感じるように努力しようと考えるようになった。もし、失敗や挫折がなければ僕は傲慢で贅沢が好きで嫌な人になっていたかもしれない。