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社員こそ企業成長の原動力

戦争において兵士を消耗品として扱い、武器で劣っても精神力で勝れば勝てると豪語していた帝国日本軍は1億総特攻作戦を持ってしても敗北した。いっぽう、兵士を生還させるために防衛力を磨き、情報力や科学開発を重視したアメリカは勝利した。

 

企業においても従業員を消耗品のように扱い、商品やサービスで劣っていても足と汗で働けば儲かると豪語している企業は業績を悪化させている。従業員を活かすために働きやすい環境を提供し、商品開発やサービスを重視した企業業績は伸びている。

 

僕は赤字にならなければ業績にはこだわらない。従業員により良い給与を支払い、働きやすい環境を用意すればコストはかかる。ただ、僕の経験から、赤字でもそうした環境を提供する僕の考えに応えてくれる従業員のおかげで好業績を維持している。

 

企業は株主の所有物であっても、そこで働く人にとっては家族を養うかけがえのない存在。彼ら働く人の経験や研鑽、努力や開発、絆や意欲が会社を強くするのは戦場における兵士でも同じこと。彼らを活かしてこそ社会貢献といえる会社なのだ。

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