備えあれば患いなし
プロスポーツ選手の寿命は短いが、若い頃から脚光を浴びているため、おだてに乗りやすく金銭感覚がない。若い頃から大金を手にするので派手な生活が身に付き、引退した時は無一文状態で社会勉強をしてこなかったので、庶民の暮らしができない。もちろんプライドが邪魔をして一般人としての就職もできない。
幼いころから貧乏で生活に困っていたが、大人になってから急にお金持ちになり収入が一気に増えると贅沢を覚えて派手な生活をするようになる。収入以上にお金を使うようになり借金してでも高額なものを手に入れて破産する人もいる。金銭感覚がマヒして散在することに喜びを感じてしまう。
お金はあればあるだけ使う人と、蓄えてまさかの時に備える人に分かれる。チヤホヤされていい気分に浸っているとお金はすぐになくなってしまう。いつまでも調子のよい時が続くわけではない。チヤホヤされているときほど謙虚にし、派手な生活やぜいたくを控えてしっかり蓄えておく方がイイに決まっているができない人も多い。
僕は幼いころから貧乏で、大人になってからもお金で苦労してきた。40歳を過ぎたころからやっと生活が楽になってきたが、それまでの苦労を思うととても贅沢ができない。67歳になった今でも外食せず、スーパーでは割引価格の商品を買うし、洋服はバーゲンセールや古着しか買わない。