思い違いで怒り爆発
ファミリーレストランで料理を注文すれば、ウエイトレスの方が復唱して確認する。これは、お客様が注文した料理とお客様が注文したと思っている料理が違っているとき、ウエイトレスに罪を押し付けて自分はそんな注文をしていないと叱られるから。
何とも理不尽なことだが、誰にもこうした思い違いで感情的になることがあり得る。言った、言わないなどの争いごとは日常茶飯事だろう。それで感情的になり、お互いに一歩も下がらず仲たがいしてしまうこともある。
僕はこんな時、すぐに謝りやり過ごす。自分が間違っているかもしれないし、相手が間違っているかもしれない、疑わしいなら最初に謝っておこうと思うから。自分の方が正しかったとしても、その方が人間関係は保たれる。片意地張って生きていれば誰かとぶつかる。
正義や正当性を押し通すにはこの世はあまりにも混とんとしている。一方の正義や正当性は、他方の正義や正当性と真正面からぶつかることもあるだろう。実に摩訶不思議な人間模様があってこそ自然というもの。
カチンとくることがあっても自制して、相手を理解しようとする姿勢が必要。自分の誤解で相手に不愉快な思いをさせるかもしれない。こうした配慮ができてこそ大人と思うが、どうやらカチンと来たらガツンと言ってやると思っている大人も多くいる。