48万円のマンション買いませんか?
和歌山県白浜町は、白良浜という奇麗な砂浜があることで有名で、関西一円から多くの観光客がやってくる。バブルの頃まで別荘やリゾートマンションの開発が盛んで、こうした別荘やリゾートマンションを購入した人もお亡くなりなったり高齢化して無人であったりしている。
廃墟のようになっているが、立地はすこぶる良くて、白良浜まで歩いても5分程度。最上階からの眺望は最高だが、それでも売れない。すでに所有より利用の時代で、浜辺のホテルや旅館で1泊してビーチで遊ぶ方がお得なことを知っている。不動産を所有すれば、いつでも現金化できるなどという言葉には騙されない。
不動産を所有すれば、掃除をして風通しをよくするなどしっかり手入れをしないと腐ってくる。固定資産税もかかってくるし、マンションであれば修繕時には余計な出費がかさむ。入居者も高齢化して修繕費を収められない方もいる。こうなると、修繕できずに廃墟のような状態になっても打つ手がない。
海外では、キッチン付きのモーテル(駐車場付きのホテル)などに泊まり、地元の食材を買ってきて自分たちで調理して過ごす余暇の楽しみ方があるが、日本でも民泊などでこうした利用がなされている。旅館やホテルの食事も2泊以上になると飽いてくるし、部屋は狭くて長期滞在には適さない。