社長の年収はけた違い
グーグルの社長の年収は210億円、ソフトバンクグループの副社長は165億円など、世界企業のトップになると年収はけた違い。創業者になると年収以上に配当収入が入り、これまたけた違い。
ソフトバンクの孫社長は92億円以上、ユニクロの柳井社長は73億円でサラリーマンが予想できる年収の範囲を超えているので、これに社長としての年収が加算されれば、どれぐらい凄いのかもわからない。
世界を見渡せば年収だけで500億円以上の社長さんもいる。社長という職業は、年俸制で業績次第で収入が決まる。業績が悪ければ1年でクビになり、借金すれば家財産をすべて失うほどリスクのある仕事。
企業のトップとしての重圧は従業員の比ではないので年収も高くなる。日本の場合、平社員で入社して社長にまで昇りつめた出世社長が多いので年収も平社員の30倍~50倍程度に収まっているし、いきなりクビになることもない。
日産のゴーン社長の年収が10億円でもらい過ぎだと感じるのはサラリーマンから出世した感覚で、日本人の一般的な感覚だが、世界の常識からは安い。申告していないのは問題だが世界企業の社長の年収では安い。
僕にはゴーン社長のように2兆円もの有利子負債を抱えて潰れかけ誰も手を出さなかった日産を世界第二位の企業グループに押し上げる能力はない。世界を股にかけて、それぞれの言葉で財界や政界の人に営業する力もない。
歴史ある日本企業のトップがサラリーマンから出世街道を昇りつめた社長になっていき、役員室でゴルフのパターの練習をして、美人秘書をつけてもらい、接待に明け暮れている安い年収の社長よりも仕事をしてきたのではないかと思う。