このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

国税の調査官がやってきた

 

国税の特別調査官が東京から和歌山までやってきて、3日間の調査を行いました。3日後に、調査官から折り込みチラシの仕分けの仕方での手違いがあり、20数万円の帳簿の修正があるだけでした。調査官の方が、毎年1億円程度の納税をしている企業で、これほどしっかり経理処理している企業は珍しいと褒めていただきました。

 

多くの企業では利益を隠したり、社長が財産を隠し持ったり、不動産をやたら持っていたり、借金ばかりやって社長の口座に融資資金を移し替えたり、ご家族の方が経営するファミリー企業に資金を流したり、何かしら怪しい経理処理されているとのことでした。何の節税もしていないことにも驚かれていました。

 

僕は、節税のための対策をして仕事に専念できない状態にしたり、従業員の信頼を失ったりはしたくありません。利益の源泉は従業員の皆さんが働いてくださっていることです。しっかり利益を出せば、従業員の皆さんに還元するか業績が悪化した時のリスク回避として社内に剰余金として蓄えておきます。

 

経営者の集まりでも節税対策で最もグレードの高い高級車を購入したとか、高級タワーマンションの最上階を購入したとか、豪華クルーザーを購入してレンタルに出しているとか、マンション投資をしないかとか、不動産投資をしないかとか、高級会員権を持っているかとか…庶民の常識を超えるお話がたくさんありますが、すべてお断りしています。

 

お金には魔力があり、持っていれば使いたくなり、使えばもっと使いたくなり、蓄財よりも散財になりがちです。会社のお金を持ち出して自分の贅沢のために使うようになり、自分の給与や配当として自分の懐に入れておきたくなります。不正蓄財に手を染めるようになっても悪いことをしていると思わなくなります。

« »