恋愛は相手を幸せにしてこそ成り立つもの
恋愛と独占とは違うが、恋愛関係になると相手を独占したくなり、自分の意のままに操ろうとする事がある。このとき、相手は行動をチェックされるので好きという感情が薄れていく。親しきなかにも礼儀ありで、プライベートな部分は犯してはならない。
メールをチェックする、電話をチェックする、どこに行ったのかを報告させる、お金の使い方を細かくチェックする、誰と会ったのかをチェックする、例え仕事でも異性と二人だけで会うことを止めさせる、お酒の席で遅くなることを許さないなど嫌われる原因になる。
人と人とが30㎝以内になると、愛する人は抱きしめたいと思うが、それ以外の人とは離れたくなる生理的な距離がある。付き合いにもこうした生理的な言動があるのに、どうしても独占したくなって嫌われることをしてしまうことがある。
恋愛感情の初期段階では、相手のために犠牲をいとわず何でもやってあげたのに、次第に相手が自分の意のままに行動しなければ腹が立ち、感情的な言動をとるようになる。それは相手の人権を侵している独占欲であって愛情ではない。
そうしたときに素直に反省して謝ればまだ救いがあるのに、感情的になってより悪化させることがある。自分の感情をコントロールできずに相手にぶつけるようになれば、恋愛だけでなく何をやってもうまくいかないようになっていく。
相手の幸せを願って付き合っていることが恋愛の基本で、相手の幸せより、自分の幸せを優先し、自分が幸せなら相手も幸せなのだという思い込みを持ち始めたら危険。相手の幸せのために自分をコントロールできる人になろうと努力するとき。