可愛さ余って憎さ100倍
恋する人が、他の異性と話しているだけで嫌な気分になる。交際していた恋人が、他の人と交際を始めると嫌な気分になる。こうした気持ちは嫉妬で、その気持ちが高じて他の異性と引き離しに必死になったり、付きまとったりして余計に嫌われることもあります。
恋愛感情による嫉妬では、相手がどのように思うかでその後の付き合い方が決まります。嫉妬をむき出しにして相手が嫌ってしまえば破局しかありません。しかし、相手が優しくしようと思えるように振舞えば、新たな付き合いが始まるかもしれません。
僕はあきらめが早いので、嫉妬しそうなときは愛情を押し殺します。自分の嫉妬よりも、相手が自分に気がないと決めつけて、これ以上の付き合いはしないと心に決めます。その後、相手の方が優しくしても付き合わないようにしています。
嫉妬は、その対象が好きな異性だけでなく、好きな異性と話をしていただけの人や付き合い始めた人にも憎しみを抱くようになります。恋愛感情は、双方が好意を持っていて成り立つもので、いっぽうが好意を持たなくなれば解消すべきものです。
恋愛感情は感情ですから、優しくしたって振り向いてくれないこともあります。無駄な努力を重ねるほど、相手に嫌われてしまえば優しさが恨みや憎しみに代わります。とてもリスクの高い努力なら、さっさとあきらめる方が得策です。投資の世界でいう損切です。
あきらめきれずに振り向かせようと深みにはまるのは自分だけで、相手はそれが余計に嫌みな態度に映ります。付きまとう行為は嫌われるもとですから、ストーカー行為として訴えられても言い訳ができません。