就職活動を始めると、自分で自分の仕事の価値を金銭という物差しで測るようになる。月収20万円なのか月収30万円なのか？高いに越したことはないので月収30万円の会社に就職すると、労働時間が長かったり、残業代が出なかったり、きつい肉体労働だったりで、これなら月収20万円の方が良かったと思うことがよくある。

就職先では、就職希望者のスキルや経験などによって月収に幅を持たせているが、無資格などの場合、最初からその人を評価するのは難しいので、最低ランクの月収になることがほとんど。今のままでは、高収入は見込めないと思ったら、医師免許など高収入が見込める資格を取得するか独立起業するしかない。

医師免許を取るほどの資金と能力がないとすれば独立起業になり、こちらの方が医大に進学するより簡単だと思う。あなたの価値は、月収20万円とか月収30万円などと言っているのは、その会社の物差しで測った基準でしかない。自分はもっと価値があると思ったら、独立起業して稼げばいい。

僕は魚の行商から始めたが、魚と一緒に下着も販売し、お店を持ち、仕入れ先を大阪だけでなく神戸、京都、岐阜、名古屋、東京と広げていった。お店よりも服飾メーカーも初めて、自分でデザインして縫製し、販路を都会に求めていった。資金繰りに困ったときもあったが、仕事仲間が助けて下さり大きくなった。

独立起業して成功できるかどうかは、信頼されるかどうかにあり、信頼は日々の仕事や日常の積み重ねで丹念に丁寧に作り上げていくもの。厳しく自分を律して行動し、仕事をこなしてきたからこそ業者様や従業員の方から信頼され、成功することができた。もちろん、商品の勉強や営業も人一倍頑張ってきた。

最近では、行政の申請書類や税務申告はネットで処理しているし、緊急の会議は出張ではなくネットを使って頻繁に短時間で行っているし、提出書類はネットにアップして閲覧している。お客様への告知などもネットを使っている。ITスキルを身につけていなければ仕事ができないようになっている。