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仕事と道楽

 

仕事は稼ぎを気にしなければやっていけないが、道楽は稼ぎをきにしなくてもやっていける。自分は道楽のつもりでやっていると言っても、それで収入を得てたくさん稼いで生活しているなら立派な仕事だと評価される。

 

反対に、どんなに仕事を一生懸命にやっていても赤字で、それでもやり続けていれば、それは道楽だからやめろと言われてしまう。アパレルを仕事にしていた頃は、他に収入があるので、道楽でブティックをやっている人によく出会った。

 

道楽でやっているのに儲けるのがうまい人もいれば、仕事でやっているのに儲けるのが下手な人もいる。道楽でやっている人は、バーゲンセールをしないし、仕入れに妥協することがない。仕事でやっている人は、バーゲンセールをするし、仕入れは売れ筋を追いかける。

 

道楽でやって成功している人は、人を使うのがうまくて、おだてたり商品の魅力を事細かく説明したりして、接客スキルを自然と高めている。仕事でやっているのに儲けるのが下手な人は、人を使うのが下手で、感情的で愚痴っぽく、従業員がすぐに辞めていく。

 

結局、道楽なのか仕事なのかは、税務署は赤字経営なのか黒字経営なのかで判断し、庶民は、生活できるだけの儲けを出せるか出さないかで評価するように思う。起業して、生活できるぐらいに儲けるのは並大抵のことではない。

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