食べ物を粗末にできない
僕は地元の産直市場に行って、曲がって市場に出せないキュウリや形が悪い、傷があるなどで市場に出せない野菜や果物を買って食べている。冷蔵庫の中は、ほとんど1週間で食べつくし、調理して冷凍するので、買ってきた食材を腐らせることはほとんどない。
しかし、アメリカでは全食料品の25%、日本では全食料品の20%が捨てられている。生産農家は出荷できない規格外の作物を捨てなければならないし、加工工場や食品スーパーなどでは賞味期限が近いと捨てられる。消費者も冷蔵庫に放置状態で腐らせてしまう。
まだまだ、食べられる食材、新鮮な食材が食べられることなく捨てられている一方で、世界では8人に一人の割合で食べ物に事欠いて栄養不足におちいっている。世界の食料生産量の3分の1の食料が廃棄されており、食品ロスの約半分は家庭から発生している。