このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

財布を持たないのが世界の常識

インドでも中国でも現金で支払うことがなくなってきています。スマートフォンでQRコードを読み取って支払額と支払先の電話番号を入力して、出金するだけで支払先の口座に入金されます。支払先の電話番号に入金されたメールが届き支払い完了です。両国共に偽札紙幣が横行しているのでこうした取り組みは民衆からも支持されています。

日本では偽札がほとんどないしひったくりや泥棒も少なく、80%以上の支払いは財布から現金を出しています。スマートフォンでの支払いは便利ですが、クレジットカードやスマートフォンでの利用に抵抗があるという方は多いです。ただ、レジ待ちの長い行列などを観ると現金決済などはなくしたいと思いますね。

値札もこれからは電子タグになり、二次元バーコードを読み取ることなく、買い物かごをサッと通すだけで全部の商品を読み取り支払金額が液晶画面に提示されるようになります。すでに導入している洋品店もありますが、支払いもキャッシュレスになりスマートフォンをかざすだけになります。

ショップによっては、レジスタッフの削減につながるのでスマホ決済の時は割引価格になることもあります。販売員の人件費も高騰していますし、募集してもなかなか応募してこないのが現実です。すでに、アプリをインストールしている方に割引価格で販売しているショップも多くあるので、こうした流れは益々増えてくるでしょう。

現金を持ち歩かなくてもよい、現金で支払いしなくてもよい、銀行に現金を持っていく必要がない、銀行から現金を引き出す必要がない、紙幣そのものが必要なくなる時代になります。そうなると金融関係の仕事をしている方は大量解雇が発生しますし、すでに発表している銀行もあります。

ブランド物の財布をブランド物のバッグから取り出して支払うという優越感は、これからはダサいと思われたり、そんな時代があったねと懐かしがられたりするかもしれません。現金支払いの方は長い行列に並び、セルフレジに並ぶ方はサッサと支払を済ませる時代です。スマートフォンのスキルの習得はとても大切になってきます。

« »