インスタント食品は食べなくなった
子供のころから食べなれているインスタント食品。60代になってから全く食べなくなった。若い頃は、チキンラーメン、明星チャルメラ、日清焼きそばなど生活の必需品だったので特売時には箱買いをしていた。鍋にキャベツを切ってラーメンと一緒に煮るとできあがり。栄養満点でこれさえあれば健康になると信じていた。
インスタントラーメンばかり食べていると骨がもろくなるという事実だった。インスタント食品ばかり食べているとリンの摂り過ぎになって、カルシウムの吸収を阻害し骨や歯が弱くなり、腎機能が低下し、甲状腺機能に障害が起こる。それに塩分も多く含まれているので、高血圧や胃がんのリスクを高めてしまう。
インスタントラーメンは、炭水化物と脂質は多く、ビタミン・ミネラル・食物繊維は不足しています。加工食品は加熱殺菌されているので、生野菜や果物から摂取できる酵素はありません。加工してから時間が経過しているので、油脂が酸化して脂質が「過酸化脂質」と呼ばれる有害な物質に変わってしまいます。
過酸化脂質は摂取した時に「油あたり」になり、吐き気や下痢を伴うことがあり、悪玉コレステロールが溜まりやすく動脈硬化を起こしたり、細胞を傷つけたりするおそれもあります。また、加工食品には保存料・調味料・着色料・香料など多くの食品添加物が含まれています。
こうしたことがわかってからインスタント食品や冷凍食品など加工された食品はほとんど食べなくなった。油で揚げたお菓子を食べると吐き気がする理由もわかった。放置していても腐らないし、調理は簡単で美味しいし、非常食にこんなにありがたいものはない。でも、日常食としてはお勧めできない。