上司のおごりで食事をしてもヨイショするだけ疲れてしまう
社長や上司のおごりで一緒に食事をしても部下は、お見送りしたあとでドッと疲れが出てやっと家に帰れると安堵することが多い。食事の最中は、社長や上司の顔色をうかがいお酒がきれないように注文し、お手拭きを交換し、取り分けは上司から、しかも、お話しに笑顔で相槌をうたなければならない。
仲間同士で食事をしていればそんな気づかいはいっさい無用だが、上司との食事となるとそうはいかない。上司にすれば、食事を共にして親近感を持ってもらい、仕事上のアドバイスもできると思っている。しかも、こちらの奢りだから部下は喜ぶはずだという思い違いが生じている。
できる上司は飲食中、上から目線で自分自慢するし、できない上司は過去の栄光を自慢しながら話す。どちらにしても部下には疲れるが、付き合わなければ嫌われてしまう。僕は、部下には飲食代をわたして、一緒に食事をしない。心置きなく仲間で食事をして楽しんでもらいたいからだ。