このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

キャッシュレスの時代到来

 

海外旅行に行くときに、泥棒が多いのでクレジットカードや小切手を持つようにとアドバイスされことがある。小切手帳に記入するのが照れくさいのとお金持ちになった気分になったことを覚えている。財布から現金を出して支払うのが当たり前だった日本から、スーパーですらクレジットカードをレジで出して支払っているのを見て驚いた経験がある。

 

あれから30年が経ち、日本でもクレジットカード決済でスーパー、コンビニエンスストアー、飲食店、洋品店などあらゆるお店での支払いに現金ではなく、クレジットカードでの支払いが行われるようになった。最近は、パソコンやタブレット、スマートフォンで支払いを済ませている姿もよく見かける。

 

お札入れの財布と小銭入れの財布の両方を持ち歩いている、お札と小銭入れの財布とクレジットカードやお店のカードを入れるカード入れの両方を持ち歩いている、など財布が大きく膨らんでいるが、そのほとんどがカード状態。これからは、カードはスマートフォンのアプリに代わり、財布を持ち歩く必要がなくなっていく。

 

EdySuicaといった携帯電話にICチップを内蔵した「おサイフケータイ」などは電子マネーと言われ、もっと普及してくるだろう。駅員は、チケットの販売、チケットの確認作業などに人を配することがなくなり、店員は、商品説明や包装に専念して支払いに時間を費やすことがなくなるだろう。

 

泥棒は、財布を盗もうにも財布がなくなり、スマートフォンを盗んでも指紋認証でアプリを開くことさえできない。銀行強盗や現金輸送車の強奪などは、テレビや映画の世界になり、銀行や店舗には現金がなく、ただ、パソコンやアプリの読み取り機があるだけとなる。

« »