学問するのは何のため
狩猟によって食料を得ているときは、不安定で飢餓に苦しまなければならなかったが、栗の実やイモ類を食べ、稲作など農耕を覚えると、劇的に食料を確保することができるようになった。そのために、用水路を作り、いつ種を撒けばよいのか、四季を知る必要から暦が生まれている。
土は焼けば固くなるので、土器が作られるようになり、土器を使って煮炊きものができるようになると調理の仕方が劇的に変わった。高温の窯ができるようになると、土器よりも固くて使いやすい磁器が重宝されるようになる。そのために、知恵を出し、経験を積み、試行錯誤で改良を加えていった。
人々は、知恵や知識を言葉や文字にして他人や子孫に伝えるようにして、知恵や知識を蓄積していった。こうして学問として系統だてられていった。僕たちは、先祖が蓄えてくれた知識や知恵を学問として学ぶことで、更に発展してより豊かな生活ができる。
学問がなければ、原始の生活を繰り返していただろう。多くのことを学ぶことで、多くの人により良い商品やサービスを提供できるようになる。田舎で知られることもなく頑固に炭を焼いていた方がネットで多くの注文を受けることもできるし、仕事がしたい方の紹介サイトを作ることもできる。
僕は、パソコン教室を運営しているが、それは多くの人に、パソコンを使ってより豊かな生活ができるからで、疎遠になっている家族の絆を深めたり、商売繁盛になったり、資格取得によって就職ができたり、地区の人々に貢献できたり、友達を激励したりできることを知ってほしいからだ。