腐っている、痛んでいると騒ぐ人でも、添加物を使用していると騒ぐ人はいない
昭和30年代、賞味期限などなかった時代、人々は購入した食材の見た目や匂いで腐っていて食べることができないという判断をしていた。実際、夏場は腐りやすく、冬場は腐りにくいし、置いている場所によっても、調理の仕方によっても腐敗の進行は違ってくる。
平成になると、食材の保存方法に考慮することなく賞味期限を過ぎた食材は食べない。食品メーカーは腐っているということに過敏であり、腐敗を避けるために可能な限り多くの食品添加物を使用して腐敗を防いでいる。消費者は、化学調味料や防腐剤など添加物の多さを気にしない。
政府が認可している添加物は安全だと思い込んでいるが、一つの添加物だけの動物実験で安全だと認可しても、いくつかの添加物を総合して実験していない。多種類の添加物を使用していると、より不健康で病気になりやすいのではないかと僕は思う。
10代から加工食品を食べて30代になると、胃腸が弱くなりいつも入院するほどだった。健康診断でも悪い数値が目白押しで、50代になり健康のために産直に行って食材を買ってきて、自分で調理して食べるようにした。たった1年で、健康診断の数値は良くなった。
添加物だらけの加工食品を食べ続けていると胃腸が弱くなり病気がちになるが、新鮮な食材を買ってきて添加物なく調理して食べていると健康になる。昔の人は、誰もがそうして暮らしていた。昔の方が健康な人は多かった。現代人の多くは不健康で何かしらの病気を持っている。
腐っていたり傷んでいれば、そこだけ切り取って調理すればよいだろうし、防腐剤を使っていなければ腐ったり傷んだりしやすいものだ。いつまでも、腐らない傷まない食材の方が健康には害があると思うが、見た目にわからないし何十年もたってみなければ害が出てこない。