僕はパソコンを講義するとき生徒をイメージしているのではなく、これまで授業をしてきた生徒様のお顔を思い出している。教室訪問した時、生徒様とDVD講義の印象をお伺いしてみたり、その場で生徒様にミニ講義してみたり、教室のインストラクターから直接指導している時の現場の問題点を伺っている。そうしないと、生徒様が納得して喜んでくださる講義は作れない。

 

日本で一番売れている主婦のためのファッション雑誌の編集長は、足で稼ぐ取材にこだわっている。直接、読者層の主婦の方に取材して、彼女たちの生の声をできる限り多く集めることで今を生きている主婦が観えてくる。取材を通じて、その彼女たちの求める情報を雑誌で提供しているからこそ、その雑誌は日本一の売り上げを維持できていると編集長は言う。

 

チラシやパンフレットなど、フリーのライターに記事をお任せして書いていただくとイメージで書くので、そんなことはないと思える内容になりがち。誰と会って、誰の話を記事にしたのかではなく、2～3人の方から話を聞き、イメージして書かれた文章は説得力がない。文章自体はカッコイイのだが、それでは読者のハートを掴むことはできない。そんなことを、編集長は教えてくれた。