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最近の大人は!

2014-08-15 13.06.53

大昔から、大人がよく言うフレーズに「最近の若者は…」という言葉があり、この言葉を使うようになるとそれは年老いたということだと認識するときだという。僕は、出張が多いので全国を行き来しているが、電車の中で大きな声で携帯電話を使って話をしているのは立派な服装をしている大人だし、マナーモードの設定も知らないので電話が鳴っても平気。

 

レストランで、注文してからテーブルに出てくるまでが遅いとウエイトレスに怒鳴っているのも立派な大人。ホテルに入っても、ドアを半ドアにして部屋の中で大きな声で、深夜になっても話をして他の部屋の人が眠れなくしているのも大人。お店で陳列している洋服を広げては放り出し、試着ばかりして、何も買わないで文句ばかり言っているのも大人。

 

チョッとしたことで、すぐに怒りだして止まらない大人が増えている。彼らは、周りの迷惑を考えないで、自分が正しいと言い張って反省することがない。自分は迷惑をかけていると注意されると、すぐに切れてあいつの言っていることは間違っていると言い、あいつだけがおかしいのだと主張するか、おまえはどうなのだ!と反対に注意してくれた人に噛みつく。

 

こうなると誰も注意することがなく、いつもイエスマンばかり周囲に存在する事態となる。本人はご満悦だが、裸の王様のように周りの空気が読めない場違いな印象を与えていることになる。いつも、自分の意見が正しく、自分の言うことを聞いてさえいれば良いのだという強引なお仕着せが常態化している。こうした大人が多くなっているように思う。

 

僕は、偉そうにしないことを自分に言い聞かせている。偉そうにすれば、注意してくださる方がいなくなるか、いても反抗して反省しなくなる。反省できなければ、いつも相手のあら捜しをしては、如何にも教えてやるといった態度で注意するようになる。偉そうにすることは、孤立することを意味し常識がわからなくなるので偉そうにしない。

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