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褒めてくれなきゃイヤ!

IMG_8137子供は褒めてあげると喜んで何でもやってみようと思う。「よくできまちた!」などと褒めて、やっと立てるようになり、歩くようになり、服が着られるようになり、食事ができるようになり、お片付けができるようになる。そのたびにどんなに失敗しても褒めてくれる人が傍にいた。

 

しかし、小学高学年になると今度は叱られるようになる。「どうしてできないの?」「お片付けしなさいと言ったでしょ!」「さっさとお風呂に入ってよ!」「自分の服ぐらいキチンと着なさい!」「もう宿題はやったの!」「ゲームばかりしているんじゃないの!」こうした言葉は子供心に刻まれていく。

 

中学生になるとそのストレスは一気に爆発する。叱ってばかりの人の態度を観て、そんなに偉くもないことに気が付き、むしろ、欠点だってあるじゃないと思うようになると反抗したくなってくる。大人は子供から観ると、欠点だらけで自分勝手で、やりたい放題の我が儘な存在。

 

自分を守るためにも自立しようと模索するのもこの頃、友達に悩みを打ち明けて涙するのもこの頃。幼い頃に褒めてくれた人は、今は叱るだけの人になっている。何をしても叱らなかったし、何をしても褒めてくれた頃に戻り、必死になって支えてくれた人に戻ってほしいと思うようになる。

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