お金持ちは、見栄を張らない
借金してまで手に入れた高級車や高級ブランド品をこれ見よがしにアピールしているのは、ほとんどの場合、現金をたくさん蓄えていない人。収入が多くても使いきるタイプの人で、同じ収入でも、せっせと貯金している人は、高級車や高級ブランド品をキャッシュで購入できるが、ほとんどの場合購入していない。
たくさん現金を持っているお金持ちだとアピールすれば、怪しい投資話や高額商品のセールスマンがやってきて、言葉巧みにセールスしてくる。友達や親せきまでお金を貸してくれと頼みに来るし、断れば、金があるからといって偉そうにするんじゃないと叱られる。現金をたくさん持っていれば目立たず黙っているべきだと学ぶようになる。
現金の蓄えが乏しい人は、現金をたくさん持っていると思われたいし、大見栄を張りたいので、高級車や高級ブランド品を身につけてアピールしたくなる。お金持ちだとアピールして見栄を張っている姿はまるでピエロのようで、観ていて滑稽。偉そうに上から目線で話しているが、この人は現金もなければ心も貧しいだろうなと感じてしまう。
実際、年収600万円から900万円の中間層の破産が増えている。彼らは、一流企業の管理職や自営業者で、自分たちは他の人よりも収入が多いことを周りが知っており、チヤホヤされるので多額の借金をしてでも自然と見栄を張るようになる。収入ギリギリの贅沢をするのでリストラ、病気、離婚、業績不振などに対処できず自己破産するらしい。