わかるとできる物語 第5章 6 誰もが納得する直営日本一
直営教室で3人目の業績日本一を達成してくださったのは、再生赤羽教室の壺井教室長。彼女は、石橋さんが退職した後から入社してくださった。とても数字に強く、人望があり、人を惹きつける魅力あふれる明るい女性だった。これまで、成功マニュアルで書いてきたことを更に発展させて、数値管理やコマ数管理、かい離計画など具体的な管理の仕方を実践して日本一を達成してくださった。
彼女は、再生赤羽教室の教室責任者として任命された時から、FC事業部の人たちとも仲良くしていたので、直営事業部長などには睨まれる存在ではあったが、業績日本一なので露骨に嫌な顔はされなかった。ただ、直営教室の情報はFC事業部に流すなと言われていたが、壺井教室長は自教室の情報だけは、FC事業部に開示してくださっていた。FC事業部にとって唯一の情報源だった。
壺井教室長は、直営事業部長を解雇した時も、動揺せずに冷静に対処してくださっていた。彼女は、他の教室長やスタッフに深夜を厭わず、本社の立場や直営の使命について熱く語ってくださった。彼女の情熱は、多くの直営スタッフに受け継がれるようになり、壺井ファミリーなる団結力が生まれる。こうして、壺井ファミリーたちは直営教室の業績を押し上げる原動力になり、2014年10月度ランキングでは全国ベストテンに5教室がランクインしている。
彼女が教室運営であみだしたノウハウは、最初「直営方式」という言葉で浸透していった。吉村さんのノウハウが石橋さんに受け継がれ、石橋さんのノウハウが壺井さんに受け継がれて花開き、壺井教室長は直営方式として皆が納得するノウハウと「わかるとできる宣言」にある、全ての人に夢と希望を与える教室であろうと云う理想を多くの人に語る素晴らしい女性となって現在に至っている。
壺井教室長は直営教室が日本一の業績を達成し続ける使命を理解して、実践し、達成できる人で、そのノウハウを加盟校様に伝授して直営教室の業績を追い越しても、更に追い越さなければ多くの加盟校様が直営教室を見下して本社SVの指導が信頼されなくなり、本社が加盟校様から離れていくことをもっとも理解している。彼女は、自教室のみならず、他の直営教室のスタッフ指導も行い、多くのスタッフの信頼を得ていった。