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もっとお給料が欲しい  

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例えば、ひとりで飲食店を開業して自分のお店を持ち、地元のお客様に来ていただき売り上げで生活費を稼ぐようになる。そこそこ地元の方が来てくださるお店になるが、贅沢な生活はできない。もっと稼ぐために知恵を絞る。開店時間を長くするとか休みを失くして働くとか…つまり、労働時間を長くして稼ぐのはどうだろうか?

 

飲食店では、お客様が入ってくる時間帯はお腹が空く時間と合致するので、長く開けたからといって売り上げが比例して上がるわけではなく、むしろ、その反対で売り上げが経費に対して伸びない。体調管理や仕込みの時間も考慮すると営業時間を延ばすのはあまり得策とは言い難い。

 

では、既存商品(メニュー)を組み合わせて安売りしたらどうだろうか?半チャンラーメン、お昼の定食セットなどは、原価が変わらないので売り上げが上がっても儲けは伸びてこない。3人分で1人前の利益しか出ない状態では、骨折り損の草臥(くたび)れ儲けになってしまう。

 

そこで、労働時間外で人気商品の開発をしてみる。食材から見直し、調理方法を変えてみて、日曜祭日を返上して農家の方や漁師の方に会い、人気レストランに足を運んで食べてみる。試行錯誤の末に完成したメニューは誰にも真似ができない美味しい料理。ライバルがいないので値段は自由に付けられる。

 

お店に行列ができるようになり、商売繁盛店となり稼ぎは増えた。サラリーマンでいえば、残業をたくさんしても、単価を下げて販売しても給与は上げにくいが、最高だと言わせる人気商品を開発して販売すれば儲けは出やすい。そのためには、誰よりも研究開発して試行錯誤をする必要がある。

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