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生きることに必死になって

 

ビジネスの世界は変化が激しく、今日の勝ち組は明日の負け組と云われるほど。庶民の憧れだった百貨店が閉店、コンビニが閉店、書店が閉店、洋品店が閉店、レコード店が閉店、銀行の支店もなくなっている。かつての優良企業の業績が悪化している。反対にインターネットを使ったサービスが普及して、そこに活路を見出した新興企業が躍進している。

 

僕は1953年(昭和28年)生まれだが、これまで使い慣れたものがどんどんなくなり生きていくうえで新しいものを使わなければならなかった。小学生の頃はそろばんを習ったが大学生の頃は計算尺を習い、社会人になると計算機を使うようになった。土間で土くれた野菜を洗って調理しても冷蔵庫がなかった。洗濯機もテレビもなかった。

 

生きていくのは常に新しいことを学び使いこなせるようになることだった。昔はよかったと言っていられない時代の変化を生きてきた。今もまた、現金からスマホ決済など学ぶ必要が出てきている。それを避けて生きていれば時代遅れなどということでは済まされない不利益を被ることになる。

 

昔は新聞折り込みチラシを見て安売りのお店に行った。チラシを見ていない人は別のお店で高い買い物をして悔しがった。今は、スマホのクーポンを見せてレジで安くお買い物をしている。レジで現金で支払う人にはそのようなクーポンはない。悔しいが一番高い買い物をしていることになる。

 

レコードがなくなったように、現金払いができているうちはいいが、そのうち現金払いお断りというお店が増えてくることも充分予想できる。企業が生き残るのも必死なら、個人が生きていくのも必死にならねばならない時代。年だからなどと挑戦しない理由を言って逃げているより挑戦してやってみる勇気が大切。

 

 

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