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食べることは生きること №16 草食動物は肉食動物より大きく強い

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筋肉を作るには肉をしっかり食べなければならないと信じている人がいますが、ゴリラ、象、サイなど大型草食動物はライオンなどの肉食動物よりも筋肉自慢で、力もライオンよりあります。筋肉を作るにはタンパク質が欠かせないので肉をしっかり食べましょうというのは誤解です。

 

より強い筋肉を持っている草食動物は、肉を食べていません。象は草を食べていますが、木を引き抜くほどの力を持っています。人間の3倍近い体格ですが、人間の30倍近い力を持っているゴリラはフルーツと草しか食べていません。彼らは、植物を食べてタンパク質を摂取しているのです。

 

人類の歯は、肉食動物の歯よりも草食動物の歯に近く、草食動物に近い雑食系動物になります。肉食動物は顎を上下に動かすだけで左右には動きませんが、人類は草食動物のように顎を上下左右に動かせます。また、肉食動物は胃の中に塩酸を大量に含んでいますが、人類は少ししか含んでいません。

 

肉は腐りやすく、肉食動物の腸は消化吸収を早く済ませたいので胴体の3倍ほどの長さですが、人類の腸は胴体の10倍もあります。これは、草食の場合、長く腸にとどまって消化吸収しやすくするためです。肉食動物の爪は強く尖っていますが人類の爪は動物の腹を引き避けるほど強くありません。

 

良質なタンパク源としてバナナがあります。チンパンジーやゴリラがバナナ好きなのは、バナナが良質なタンパク源だからです。また、すべての野菜や果物にはタンパク質が含まれています。朝食にフルーツとサラダだけでも充分なのです。だからといって、肉をまったく食べないのも健康にはよくないらしいです。

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