会社の平均寿命は約30年と云われていますが、人は20歳から70歳まで少なくとも50年間は働く社会になっています。つまり、昔のように就職すれば定年になるまで働き続けるという社会ではなく、リストラされたり倒産したりして定年まで一社で働き続けることが難しい社会になっています。

 

転職が当たり前なのに、転職に備えて何もしていないというのは災害に備えていないのと同じことで、危機管理ができていないので、まさかの時にうろたえるばかりになってしまいます。社会人になってから転職に備えて知識やスキルを高める行動を起こすべきなのです。

 

転職では、前職の役職などは問題外です。就職しようと思っている会社で何ができるのかが大切になります。これからの社会はデジタル社会で、単純作業などの仕事はデジタルの活用やロボット化されていきます。つまり、デジタルの知識やスキルを身につけている人が就職に有利な社会になるということです。

 

変化に対応せずにデジタル機器を使いこなせず、若手に仕事を任せているとリストラ要員になり退職勧告されてしまいます。つまり、会社はデジタルを駆使できる社員が欲しいのにそれに対応しないからです。こうした人は転職がかなり難しくなり、あったとしても高収入は望めません。

 

パソコンやスマートフォンを使いこなせないなら、今からしっかり勉強してデジタル化の基本ツールの操作に精通することです。人出不足ですから就職に年齢差別はなくなります。年齢に関係なく、わかる人、できる人が欲しいのです。自分への教育投資はかなり効率の良い投資になることを覚えておいてください。