面白いから夢中になれる
34年前、アメリカ ロスアンゼルスの西海岸でボディーサーフィンに初めて挑戦し、日本に戻ってから、地元の海はサーフィンできるような波がなかったので、日本に入ってきたてのウインドサーフィンの中古を買って始めた。風の力だけで進むボードに魅了され夢中でやってきた。でも、ど素人の域を出ていない。
それから34年、今でもへっぴり腰でウインドサーフィンをやっている。台風が入ってくるときは立てもしないロングボードでサーフィンを楽しみ、波や風がないときはスタンドアップパドルサーフィン(SUP)で楽しんでいる。ビーチに行ってやり続けているのは面白いからで、それは仕事にも当てはまる。
デキの悪い僕は、学習してできるようになるためにかなり苦労する。それが人に教えるとき役に立つ。才能ある人なら、いちどで覚えられるので教え方もスマート。頭のいい人ならこうした先生の方が良いのだろうが、物覚えの苦手な方は僕の教え方の方がより分かりやすい。何しろ、どこでつまずくのか手に取るようにわかるのだから。
デキの悪さが役に立っている僕の仕事は、勉強することを大好きにさせてくれた。ひとつのことを理解するのに、ああでもない、こうでもないと四苦八苦しているのだが、その思考が講義をするときに役立つ。ここでこんな間違いをおかしませんか?そんなときはこうするんですなんて修正の講義は僕にしかできない。
仕事でも人付き合いでも楽しいからやり続けることが出来るのであって、楽しくないのにやり続けることは苦痛でしかない。夢中になれることを見つけられたら、それは幸せを見つけたことと同じ。不器用でもバカにされても夢中になれることをやり続ければいい。そのうち、それが大きな成果になってくる。