銀行がなくなる
日銀のゼロ金利政策によって銀行の収益源である利息収入が大幅に減少しているが、地方銀行で口座を持っている人の多くは高齢者。若者は少しでも有利な金利を提供するネット銀行に口座を持っており、地方銀行には口座を作らない。
あと20年もすれば、地方銀行で口座を持っている高齢者のほとんどは死んでいく。若者はネット銀行を利用しているので、地銀の口座数は減少して銀行として運営していけなくなる。つまり、ほとんどの地銀は自然消滅していく。
現金決済がなくなり、ネット決済(スマホなどでの決済)がメインになり、ネット販売サイトを運営している企業が自前の銀行業にとって代わるようになる。融資などもAIがネットで審査して低利で資金を融通するようになる。
そうなると、都市銀行も厳しくなってくる。従来の銀行からネット銀行になり、ネット銀行からアマゾンなどの物販企業が銀行業を営むようになってくる。金利で稼ごうと思っていないので手数料収入をあてにしていない。
大企業となった物販サイトを運営している企業は、銀行やクレジットカード会社に多額の手数料を支払っている。その支払いがなくなり、お買い物をしてくださるお客様が自社の口座を持てればビッグデータが集まり、それが儲けにつながるからだ。