定年後の生活
22歳で大学を卒業して就職。働くこと38年後の60歳や65歳で定年になります。かつて、60歳を過ぎればかなりのご老人で10年ほどのんびり過ごして死を迎えたが、今では80歳までの15年から20年間も過ごさなければならない。しかも、男性ばかりでなく女性も定年を迎える時代になった。
35歳で35年ローンを組んで不動産を購入すればローンを完済するのは35年後の70歳。年金だけではとても返済できない人が増えている。老後は年金と貯金でのんびり過ごせる人が少なくなって、定年後も働き続けなければ生活できない人が増えている。しかも、元気なご老人が増えているので働きたいと思うのは当然。
再就職先は、ガードマンや守衛、掃除夫などもあるが、起業するのもよい選択だと思う。僕は、経営者なのでこの仕事を辞めれば、再就職ではなく起業する。リスクはあるが、64歳で再就職しても若い頃の体力はない。企業が求めている働き方に合わせる自信がない。でも、起業すれば自分の体力に応じて仕事ができる。
今の会社を追い出されれば、自分の特技を活かして製造販売をするもよし、飲食店をするもよし、リフォームやインテリアの設計事務所を開いてもいい。ネットを利用してIT教室を始めるもよし。海外とネットを通じて英会話教室をするもよし、ちょいジョブサイトを開いてシニアの方の仕事紹介業をするもよし。
仕事を通じて多くの人と知り合ったし多くの経験をした。仕事の楽しさも辛さも喜びも厳しさも知っている。だからこそ、定年したなら起業してみたい。いやいや、今の会社にいつまでもいて働いてくださいと言われれば、どんなにか嬉しいだろう。やっぱり、この年になると定年なんてない方が良いと思ってしまう。