人出不足が働き方を変える
価格は需要と供給で決まる。人件費も同じで、働き手より雇い手の方が多ければ賃金は上がる。それと共に、人出不足を補うためにITの活用を考えたり、ロボットの開発が進んだりもある。あるいは、労働時間を短縮して業務効率化を図る会社もある。
ピンチは発展のきっかけになる。困ったなと思うと、人は何かしら打開策を考える。ホテルのロビーがロボットになったり、寿司の注文がタブレットになったり、配膳が自動化されたり、ITが人出不足を補っている。
僕は田舎で学習塾を経営しているとき、優秀な先生を雇えなかったので自分で収録して、学生たちに収録した映像を使って勉強させていた。それが映像学習の草創期になり、やがて今の学習システムにつながっていった。
困った、困ったと愚痴ばかり言っていると衰退するしかないが、打開策を考えて実行できる人は、その時代に合ったビジネスモデルを考えて、さらに繁栄していく。人出不足がビジネスモデルを変えるのは確かで、誰が、どの企業がなすのかが大切。