ヤル気を失くした販売員は3分の1の戦力でしかない
本社のある池袋には百貨店が駅の両側にあり、それぞれ地下の食品売り場は名店が入店して賑っている。和歌山から会議の時に出社するときは、地下の名店売り場に行って何点か購入して帰省する。田舎では見かけないカステラやあんぱん、饅頭などもあり行列ができている。
ヤル気のない販売員がいる店頭では、順番を待っているお客様が行列から離れていくが販売員はまったく気にしていない。ヤル気のある販売員がいるお店では、販売員が気を配って順番待ちのお客様にお声掛けをしているので行列から離れていくことがない。売り上げにすると三倍の差がつくそうだ。
パートの主婦の販売員にすればどちらの働き方をしても収入は同じ。入店している店舗の社員教育もあるだろうが、どんなに研修してもヤル気のない販売員しか育たない会社もあり、社長や会社の魅力がヤル気を育むのだろうと思う。上から目線や強引なやり方、パワーハラスメントな会社ではヤル気も起こらないだろう。
働くヤル気は愛社精神に基づいている。愛社精神は社長の人柄や方針、従業員との接し方によって決まるのであって研修や社訓や指導が育むものではない。多くの社長は、従業員研修に力を注ぐが、社長研修は手ぬるく業績は社長の人間性に大きく左右されることを知らない。