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経営者と店長の違いを埋める

 

経営者は、会社を倒産させず従業員の働きに応じて給与を支払い、彼らがいつまでも幸せに暮らせるように長く黒字を達成できるように仕事をしようと思う。そのため、銀行からの借り入れをしても返済計画はしっかり立てねばならないし、宣伝広告にも手持ちの現金を考慮しながら手配する。

 

店長は、お店の業績をアップさせることを優先しがちで、そのために赤字店舗にしてしまっても気にならない。宣伝広告費は以前のままを引き継ぐかより多くの予算をかけたがる。スタッフの増員も依頼しがちで、そのための必要売り上げを達成すればよいと考えがちだが、良い方にしか考えない事業計画は甘い。

 

店長の評価は売り上げではなく利益で判断されることを店長は理解していない。どんなに売り上げを出したところで赤字であれば最低の評価しか与えられない。反対に、どんなに売り上げが低くても黒字であれば評価は高い。赤字にしかできない店長は、どこに行っても赤字にしかできないことが多い。

 

経営者は、いくら事業計画が決まっていても現実にどの程度の予算で宣伝広告すれば赤字にならないかを検証している。しかし、店長は決まったことだからと検証せずに決められた予算を使いたがる。従来の踏襲では、ダメなことを知っている経営者は、常に黒字化するための研究や見学などを怠らない。赤字店長は、従来のやり方をやり続けて失敗している。

 

経営者にとって一番怖いのは倒産することで、現金がまわらなくなることをさす。店長にとって一番怖いのは売り上げが低迷することで、お金は本部からいつでもまわしてくれると思っている。基本的なスタンスが違えば、運営方法も異なり経営者のストレスとなることを店長は知っておくべき。

 

 

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