仕事って何?
大人になると、自分で稼いで自分の生活費を出さねばならない。さてどうすれば、そんなことが出来るのか?誰にいつ、どこで、何をすれば、お金を出してくれるのか?子供の頃、親のお手伝いをしてお小遣い稼ぎしたのと同じこと。誰かがやってほしいと思っていることをやれば…
自分で料理する代わりに料理をしてあげれば、相手はお金を出してくれるだろう。しかし、自分よりも美味しい料理を提供できる人がいれば、そちらに料理を頼むだろうし、自分よりも安い料金で料理をしてあげれば、それも頼まれるだろう。
自分の力量と相手の要望がマッチして初めて成り立つのが仕事の基本。どんなに素敵な料理を作っても満腹ならば要らないと言われてしまう。なかなか、生活費を稼ぐのは大変なこと。相手が食べたいと思っている料理を作って、相手が食べたいと思っている時間に…
仕事の基本は、誰かの要望にお応えすることで成り立つ。自分が料理をしたいときに、自分が挑戦したいメニューで、自分が食べさせたい人に、自分が付けた値段で売り付ければ買い手はいなくなる。生活費を稼げなくなり困窮する。
就職すれば、上司から言われたことをやっていれば給与がもらえる。会社が求めていることさえやっていれば生活費を稼ぐことが出来る。上司や会社の愚痴を言っていても、お客様にご迷惑をおかけしても、自分都合で休んでも給与はもらえる。
それが仕事だと勘違いして、上司の信頼をなくし、会社の業績を落とし、お客様から嫌われ、仕事が嫌になり転職を繰り返す。こうした行為は、仕事の基本を理解していないから起こる悲劇。お客様の役に立たなければ仕事ではないしお金はいただけない。