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自分の評価は他人の評価

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高校からの僕の友達は関西の有名大学を卒業したことと、お子様が関西の有名な国立大学生だということを自慢している。俺は、お前よりもはるかに優秀だったと久しぶりに会っても話している。しかし、それは学生時代のことで、学力優秀な彼は、関西の一流企業に就職したが転職を繰り返していった。

 

どの会社に就職しても、周りはバカばかりで、仕事もロクにできないくせに偉そうにして威張っていると話していた。そんなに優秀な君ならどこでも転職できるだろうと話すと、如何にもと言って転職するのだが、そのたびに次の会社の愚痴が始まる。何度目かには、君は自分が思っているほど優秀ではないと言いたくなるが言わなかった。

 

おそらく会社でも彼を持てあましているのだが、「君は立派な講釈を述べるが、仕事をさせれば全くダメ社員だ」と言ってくれる人がいなかったのだろう。仕事の内容に文句を述べるだけで、みずから動こうとはせず、誰かがやるべきだと言っていたのだろう。どこに行っても職場では嫌われ者になっていたようだ。

 

職場ではチームワークが求められるので、誰かのために仕事を余分に引き受けることも辞さない姿勢が必要だし、自分の意見を述べても実行されないからと言って落ち込むのではなく、自分に実力がないからだと精進する姿勢が求められる。それができなければ愚痴っぽくなり職場では嫌われていく。

 

自分自慢をするようになり、周りはみんなバカばかりと思うようになると非常に危険信号で、すぐに反省して、自分はもっとしっかり精進して、職場の誰からも認められる存在になろう、職場の誰からも必要とされる存在になろうと努力しなければ、自己評価と周囲の評価の差を埋めることはできない。

 

考えは鏡のように映し出されるので、相手をバカだと思えば、相手も自分をバカだと思っているし、会社の愚痴を言っていれば、会社は自分の愚痴を言っている。あんな会社は辞めてやると思えば、あんたなんか辞めてくれと社員は思っている。こうした差を埋めるのは、マイナスの評価をプラスの評価に変えるよう努力するしか道はない。

 

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