働かなければ生活できないシニア
2016年度では、65歳から69歳までの団塊シニア世代は親の介護と40代になる団塊ジュニア世代の子供たちの養育でダブルパンチを受けている人が多い。そのため、貯蓄はほとんどない人も多く、貯蓄があっても切り崩して生活している人も多い。年金だけでは生活できないので働きに出ているが収入はあまりない。
高齢者になると安い給与で雇われるしかないが、起業すれば高収入のチャンスは広がる。清掃会社、警備保障会社、人材派遣会社、経理事務請負業者、飲食店経営、パン屋さん、雑貨屋さん、ネット販売店経営など起業の仕方はイロイロ。僕は、雑貨職人、料理人、アパレルメーカーで起業してみたい。
自分で製作した雑貨や洋服などは、ネット販売サイトにアップしても無料。販売できれば手数料を支払うだけ。自宅をそのままレストランとして開業して、幾つか作品も販売しても購入してくださる方がいるかも知れない。少し不便な場所にあっても、オリジナル商品を気に入ってくださる方は遠方からでも来てくださる。
インスタグラムで写真を撮ってアップしてフェイスブックのサイトやミンネのサイトにつなげて販売すれば、世界中から注文を貰えるチャンスが広がる。お店がなくても商売できる。自作の雑貨や洋服など、とんがったファッションセンスのある方なら気に入ってもらえるだろう。
ちなみに、この写真に写っている僕のTシャツはワードでオリジナルデザインしている。ジーパンは古着を安く買ってきて自分で電動ドリルを使ってダメージ加工をしている。市販のモノと比べると、市販のモノよりもデザインも優れているし、加工技術も抜群で原価の数倍で販売しても売れる商品になっている。
こうした起業しているシニアの方も多くいて、彼らは仕事を楽しんでいるし、人気のお店を開業してご家族が協力して仕事の分担をこなしている。お爺ちゃんがやっている古民家のオーガニックレストランは、趣味の陶芸作品や草木染の洋服などを展示販売もしている大人気のレストランになっている。
人生経験豊富なシニアになり、趣味もセンスも多才なのだから、その才能を活かして起業するのも楽しい。人を雇って会社を大きくする必要がない個人起業主や、そのご家族だけなら豊かな生活費を稼ぐぐらいならやりやすい。植木屋、左官屋、大工などの職人で起業しても楽しい老後を過ごすことができる。