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社長は市場を理解せず

如何なる商売もお客様あってのこと、お客様の期待を無視して商売は成り立たない。自分は頑張っている。自分は、素晴らしい商品を作っていると言ったところで、それをお客様が知り、どこで、どんな方法で購入できるのかが、わからなければ売れるはずがない。

あるいは、商品開発をせずに、お客様から見放され、時代遅れになった商品を売れないはずがないと、販売していても売れることはない。売れ筋を持っていて、初めてお客様に買いたいと思っていただける。

あるいは、売れ筋商品を持っていても、同じ商品の販売価格がライバル店よりも高いと売れるはずがないのに、笑顔が足りないからだと社長が怒鳴っていることもある。1杯の珈琲が100円の喫茶店もあれば、1500円の喫茶店もある。その違いは何か?どうして、どちらのお店も繁盛しているのか?

2000円もしないGパンも売れているし、5万円以上もするGパンも売れている。どちらのお店も繁盛しているが、商売の仕方はどう違うのか?素材は何か?商品知識は?宣伝は?対象とするお客様は?店員教育は?接客の仕方は?・・・

自社商品やライバル商品、自社のお客様や地元の人々の傾向、移動手段や、どこでどんな商品をいつ、幾らぐらいお買い物されているのか?まったく知らないで商売をしている社長様が多い。経営コンサルタントのセミナーや法人会のゴルフ、旅行などは大好きなのに・・・。

みんなが儲からない安心感と行政の補助金に頼ろうとする姿勢がありあり。政治家に何とかしてくれと訴えても、自分が変わろうなどとは思わない。誰かが助けてくれると思っている甘えん坊そのもので、すべては従業員や不況のせいだと愚痴っている。

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