悔しさをバネにして成長する
トップアスリートは地方の競技に出てダントツの1位入賞。自信満々で地区大会に出場してトップ入賞になると、周りが褒めてくださる。本人もまんざらではない。そして、全国大会に出場。私の実力を見せてやると頑張るが、3位入賞すらできない。
自信喪失に陥り悔しさでいっぱい。ここで挫折して競技をやめるか、それとももっとトレーニングして全国大会に挑戦するかの分かれ道になる。アスリートの運命は本人次第。こうした挫折をバネにしてトレーニングに挑戦し続けた人にしか栄冠はつかめない。
社会人にもこのことは当てはまる。仕事をしていればいろいろな挫折を味わう。理不尽なこともある、バカバカしいと思うこともある、悔しさで自然と涙が溢れてくることもある。自室に閉じこもってしまうこともできるが、その反対の生き方もある。
僕は、サラリーマン時代、本社上司の反感を買って秋に地方の支店に移動することになる。支店に行くと僕のデスクはない。支店長は、「赴任してくる奴はすぐに辞めるからデスクはいらないと聞いている。」と言った。こんな会社辞めてやると思ったがしなかった。
反対に、支店の建売設計が同じものを大量に作っていることを止めて、5つの基本設計を行い、同じ家が長屋のように連なることを止めて豊かなデザインの家並みを創り上げた。これがヒットして売り上げは良くなり、会社の評価は真逆になった。
社長に直訴して挑戦させてもらうことにしたが、反対していた支店長にすれば面白くない。現場の業者も施工が一軒ごとに違ってくるので露骨に嫌な顔をされた。支店には居場所がないと退職した。退職願を出したらすぐに社長から電話があり辞めないでと言った。
しかし、僕の役割は終わったと思っていたので退職したが、そのときの経験はその後の自分の人生に大きな糧となり、会社経営者として半世紀も成長し続けることができる貴重なトレーニングになった。悔しさとは成功へのステップでしかないと思うことだ。


