このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

教育制度改革

日本の教育制度は有名大学進学が優先されている。有名大学進学率の高い学校が有名高校、有名中学、有名小学校になっている。得意分野だけに絞って教育する制度はない。テストは答えが決まっており、組織の指導者の言いなりになる従順な人を育てるには好都合な教育が日本では行われている。

 

ソニーの創業者のひとり、盛田さんは、かつて学歴不要論を書いたが、大学入試に偏重し大学教育が仕事に役立つ実務知識の習得をうとんじる傾向に警鐘を鳴らしていた。それは欧米の実学教育とはあまりにも違っているからで、従順な生徒ばかり排出する教育制度の弊害によって起業家が育たないようになった。

 

大学の教授と実学について話をしたことがあり、仕事で役立つ教育などアカデミックな大学教育とは相いれないものだと立腹されながら話していた。おかげで、日本の学生は就職しても実務教育は会社が担うことになり欧米との差が広がっていき、企業業績が伸び悩むことになる。

 

日本の教育制度についての議論は大学入試教育の制度改革でしかない。このままの教育で日本は10年後、日本を担う起業家が育つのかという議論はない。小学生から税制や会計などを学び、起業する仕組みを理解する欧米の教育では大学入試のための勉強はなきに等しい。

 

 

« »