仮想敵国があれば国は安泰
昭和の頃はアメリカとソ連がお互いににらみ合って軍備拡大していたが、令和の時代になるとアメリカと中国がお互いににらみ合って軍備拡大している。世界の国々はそのどちらかに組して軍備拡大し2020年度は世界で200兆円以上の軍事費が使われている。
国民の支持率が下がると政情不安になるため、政治家は隣国などを仮想敵国として強調し国民の団結を図る。あの国はかつて我が国を占領しひどい仕打ちをしてきた。いつあの国は同じことをするかわからない。だから我々は団結しなければならないといった調子。
汚職まみれの国であれば国民はいつ反発するかわからない。そこで汚職まみれの公務員や政治家は既得利益を守るために隣国が自国をバカにしているかのような宣伝をして愛国心に訴える。一致団結して国を守ろう!のもと、汚職はかすんでゆく。
政治家や官僚の汚職の摘発や天下りの実態摘発は難しく内部告発による情報で捜査してもうやむやにされることが多い。如何なる政治体制(民主主義、共産主義、軍部独裁)でも汚職がはびこっているがゆえに守る方は必死。
愛国心を煽り、若者を戦争に駆り出した政治家や軍のトップは最前線にはいない。彼らは常に安全な場所にいて戦争を煽るだけだ。物資が足りない、食料が足りないと人々が苦しんでいても贅沢な暮らしを続けているものだ。