戦争は領土問題の解決策
隣国との領土問題で話し合いが決まらないとき、政治家は紛争解決の手段として戦争を選択することができる。どちらの領土かわからないときは軍事基地を話し合いもなく作って紛争での解決しかないような雰囲気を作ることもある。戦争を引き起こすのは政治家であって民間でも自衛隊でもない。
どちらの領土なのかわからないとき、政治家は自国の領土だと声を大にして叫び、そのためには戦争も辞さないと強気の姿勢を見せるが、それが国民によって支持されるようになれば国は戦争に突き進むようになる。政治家は戦争を避け、話し合いによる解決策を探るのが本来あるべき姿。
戦争はいったん始まれば無差別に殺し合いとなるし、憎しみや悲しみが人間性を破壊していく。相手国に攻め入れば誰が兵隊で、誰が民間人なのか区別がつかない。恐怖から大量殺戮につながっていき、自分は何をしているのだろうと思うとこんな戦争、誰が起こしたのだと怒りや悲しみに包まれる。
戦争相手国を開放するという名目で攻め入り、政治権力者を追放し、支持されるのかと思ったらテロ攻撃にあって命を落とす兵士が多くいる。解放のために自国に入ってくる外国の兵士は誰が敵なのかがわからないので民間人に銃を向けている。そんなおびえた兵士を支持できるのだろうか?
政治家は如何なる理由があろうとも、いったん戦争になれば、殺し合いである以上相手国や自国も悲惨な事態になることを承知しなければならない。自国の主張が通らないなら戦争に訴えるなど酔って政治家は言うべきではない。それによって先導される国民がいることを忘れてはならない。