少子高齢化の近未来 受付に人がいない
2040年になると多くの人はネットを通じて申請や予約、申告などを行っているので、直接その場所に行くことがない。窓口はかつて人がいて直接話をすることができたが、今では窓口そのものがない。
ホテルに行くとフロントはなくなり、パソコンやスマートフォンを使って予約しているので直接部屋に行くようになる。荷物があればポーターロボットが部屋まで運んでくれる。部屋のドアはスマホをかざすか顔認証で入ることができる。
病院でも同じように受け付けがなく、多くの患者は自宅のパソコンやスマートフォンを使って遠隔診療を行っている。処方箋は宅配され支払いはすべてデジタル決済になっている。手術が必要な場合は、ロボットが行うので手術室に行くがスマホをかざすか顔認証で入室するようになる。
役所にくる住民もいなくなった。国民健康保険などの申請、住民票の申請と受け取り、各種陳情、罹災証明書の発行、税金の申告や調査、いろいろ窓口を通じて行っていたが、すべてネットで処理されるようになった。おかげで窓口をなくすことができ、電話の応対もなくなった。
2020年代ではまだ受け付けがあるが、近未来ではなくなってしまう。それに備えて今からスマホやパソコンを使えるようになっておく必要がある。何しろ、100歳まで生きると言われている時代、できなければ確実に困ってしまう。