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戦争ほど悲惨なものはない

戦争を引き起こすのは軍人や政治家で、彼らは自国の領土だと言い張ったり、お互いの宗教の違い、経済的な不平等、などを国民に訴えたりすることで、戦争やむなしという国民の賛同を得る。例えば、日本は竹島や尖閣諸島など自国の領土だと主張することで隣国と意見が食い違っている。

お互いの自国民や軍隊が、この領土を占領すれば、占領されたことを煽り、自国民にこのままでいいのか、なめられないように武力に訴えようと話だし、それに賛同する国民が大多数になれば隣国と武力衝突することも避けられなくなる。武力衝突すれば、殺された恨みが残り、相手を憎み殺して恨みを晴らそうとする。

殺戮が更なる殺戮を生んで、多くの人が死んでいく。戦争のきっかけが無人島だったことなど忘れて、知り合いが殺されたことへの恨み、敗戦すれば敵国に家族が蹂躙されると恐れもあり、ただただ、それが民間人であっても女性や子供であっても爆弾を抱いて突っ込んでくる恐れもあるので敵を殺したいと思うようになる。

終戦になり、平和な時代がやってきて敵国に赴くことになると、そこでは自分たちと同じような生活を送っている家族がある。笑顔で自分に対応してくれるこの国の人を僕は心から憎んで殺そうとしていたのはどうしてなのだろう?自分は、この人たちを殺したいと思っていたことに驚愕する。

隣国の人々とは、チョッとしたことで憎しみ合うようになるし、チョッとしたことで親しみを覚えるようになる。そして、人類は幾多の困難を乗り切ってきたが、それはお互いに助け合ってこそできたこと。決して憎み合ってできたのではない。そのことを忘れたとき、人類は悲惨な戦争もやむなしと思うのだろう。

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