お金を使わないからお金持ちでいられる
収入と支出の差額がプラスであれば、お金は溜まるが支出が上回ると借金するようになる。借金は金利分を支払うが、貯金は金利分を手にすることができる。例えば、100万円の借金を年利6%で借りると、1年後は6万円がなくなる。しかし、年利6%の貯金をしていれば6万円が入ってくる。
20代から毎年100万円の貯金をしていれば60代の40年間で4000万円になり、それに利息が複利でついてくるのでかなりの金融資産を持てるようになる。コツコツ貯める人は、自然とお金持ちになっていく。節約生活は周囲から観れば貧乏人のように見えるから、派手な人は近寄ってこない。
家族や親せきにも自分の金融資産の話はしない。金融資産があると自慢すれば、親戚だから家族だからとお金を借りに来るが返済されることはない。返済を迫れば、親戚に家族にそんな言い方はないだろうと責められる。結局、貯金はほとんど貸してしまい金融資産を失くしてしまう。
貯めたお金で利息や投資で儲けた分だけ使っていれば、元金はいつまでもなくならない。年間6%の利息や投資での収入があれば、2000万円の現金で120万円。毎月10万円しか使わないようにすれば、いつまでも年間120万円入ってくる。ヤバい投資に手を出さなければ生活は安定する。
お金持ちに観える人は、高級車に乗り高級マンションに住み、高級レストランで食事を楽しみ、ブランド品が好きでそれを自慢してしまう。高級品を販売している営業マンが来たり、怪しい投資話のセミナーに誘われたり、リゾートホテルやゴルフ会員権を買いませんかと言ってくる人が近寄ってくる。
金融財産をどんどん減らすことになり、借金するようになり、お金持ちではないが贅沢好きな人になってしまう。いっときの成功に浮かれて憧れだった贅沢品を買ってしまう。周囲の人も凄いなと褒めてくださる。営業の人の勧めに乗りやすくなり、気が付けば金融資産はほとんどない状態に陥ってしまう。


